この訪問には、グエン・キム・ソン教育訓練大臣および中央政府の関係省庁の代表も出席されました。
ビンズン省からは、ヴォー・ヴァン・ミン省委員会副書記・省人民委員会主席がご出席になりました。

会議の全景

ハ・トゥック・ヴィエン博士(ベトナム・ドイツ大学副学長)は、ベトナム・ドイツ大学(VGU)の顕著な成果および今後の発展方針について、グエン・ホア・ビン常任副首相にご報告申し上げました。
同大学は2008年9月に設立されて以来、ベトナム政府、ドイツ連邦共和国政府、およびヘッセン州政府との間で行われた高等教育分野における二国間協力の成果として創設されたものであり、ベトナムとドイツ間の教育分野における国際協力の「灯台」的プロジェクトとして高く評価されています。
ベトナム・ドイツ大学は、教育・研究・ガバナンスの各分野において卓越性を追求する研究指向型大学を目指して設立されました。教育の重点分野は、ドイツの強みである先端技術分野、工学、経済学および財務管理であります。



グエン・ホア・ビン常任副首相は、ビンズン省の指導者および随行団と共にベトナム・ドイツ大学(VGU)を視察されました。
2025年2月時点で、同大学には学術部門および事務部門を合わせて合計237名の教職員がおり、そのうち学術部門(教員、研究員、研究助手、講師および実験室のエンジニア)は108名を占めています。さらに、専任教員は48名、そのうち45名(95.6%)が博士号を有し、全員がドイツの大学における教授任用基準および採用手続きに則って採用されています。
同大学の教育プログラムに参加する学生および院生は、先進的かつ高水準の学術教育に直接触れることができ、専門的知識と実務経験が豊富なドイツの一流大学出身の教授陣および本校の優秀な教員から指導を受けるという大きな利点があります。
会合の中で、VGUはグエン・ホア・ビン常任副首相に対し、財務、リスクマネジメント、フィンテック(金融技術)に関する専門教育プログラムの開発支援、およびドイツ企業との連携による応用研究プロジェクトの推進について、政府からのご支援をお願い申し上げました。

グエン・ホア・ビン常任副首相は、ビンズン省の指導者および随行団と共に、ベトナム・ドイツ大学(VGU)のキャンパス内に記念樹を植樹されました。
また、同大学は、ヘッセン州および国際的な金融機関との連携強化を提案し、教育および研究のエコシステムを構築することで、ベトナム国内の金融センターにおける高品質な人材の供給に貢献したい旨を述べました。
本校ならびにビンズン省の指導者および関連省庁からのご意見を拝聴のうえ、グエン・ホア・ビン常任副首相は、VGUを世界的に有数な大学として発展させ、特に教育・人材育成分野においてベトナムとドイツとの関係を深化させる「灯台」としての役割を果たし、今後両国間の緊密かつ重要な架け橋となることにご賛同されました。

グエン・ホア・ビン常任副首相は、会合の場でご発言されました。
副首相は、ベトナム・ドイツ大学(VGU)に対し、ヘッセン州およびドイツの諸機関との協力関係を最大限に活用し、国際金融センターの発展に不可欠な分野である「金融」「テクノロジー」「マネジメント」における高品質な人材の育成に注力するよう要請されました。

代表団の皆様は記念撮影を行いました。
ドイツの教授陣には、ベトナム政府に対して、ドイツのパートナーを誘致する政策について意見交換および提言を行い、ドイツ企業によるベトナムへの投資を促進し、国内の金融センターの構築・発展に積極的に関与していただきたいと期待されています。
これは、「第57号決議(57-NQ/TW)」の精神に則り、デジタルトランスフォーメーションおよびイノベーションの推進に貢献するものです。